「ファミリーキャンプを始めよう!」と思っても、周囲にレクチャーしてくれる経験者でもいない限り、なかなか難しいものです。まず初期費用が高額です。そしてエイヤと思い切ってキャンプ場に行ってみても、家族が風邪を引いたり、失敗して険悪なムードになったりしたら最悪です。
そんなファミリーキャンプの第一歩をなかなか踏み出せない方のために、”失敗しない”ファミリーキャンプの始め方をまとめてました。
ぜひ、参考にしてください♪
①とにかくキャンプ場に行く!
まずキャンプ場に行くべき理由
キャンプをはじめるなら「まずはキャンプ道具を揃えなきゃ」と思ってしまいがちですがそれはNOです。その前にまず、キャンプ場に行ってみてください。
その理由は、以下の3つです。
- お金をかけずにまずキャンプができる
- どんなキャンプ道具を揃えたいかイメージが沸きやすい
- 実は行ってみたらキャンプに向いてないかもしれない
道具を揃えてからとなると実際にキャンプができるまでにたいぶ時間がかかってしまいます。そうこうしているうちにキャンプ熱が冷めてしまう可能性も。まずキャンプ場に行けばキャンプのイメージが掴めますし、キャンプを始めようという気持ちが高まります。
キャンプ場に行くと、実際にキャンプしている様子を遠くから眺めることができます。「あのテントの色いいな」「4人家族ならあのくらいの大きさのテントか」「テーブルは低めの方がいいかもしれない」など、自分たちのキャンプにどんな道具が欲しいのかイメージが沸いてきやすいです。キャンプ雑誌よりもリアルな情報を得られるのがキャンプ場なのです。
キャンプをしてみたくても、いざ行ってみたら家族がキャンプに向いていない可能性もあります。特に子どもは未経験なものへの言語化が難しいので、実際にキャンプしてみたら「虫が嫌い」「暗いの怖い」など全くキャンプに乗り気じゃない可能性も捨てきれません。そしたら購入したキャンプ道具が全てムダ。そうならないためにも一度キャンプ場に行ってみることをおすすめします。
お試しキャンプの方法
「まずキャンプ場に行くってどうしたらいいの?」と思う人も多いでしょう。それにはいくつか方法があります。
- デイキャンプ
- 手ぶらキャンプ(テント常設)
- コテージ泊
手軽なのはデイキャンプです。デイキャンプならテントや寝具(寝袋やマット)はいらないです。最悪、レジャーシートとお弁当だけ持って芝生に座ってお昼を食べるだけでもいいです。もうちょっとキャンプ気分を味わうデイキャンプなら、BBQをしてみるのもいいです。テーブル、チェア、BBQグリルはキャンプ場でレンタル場合が多いです。食材付きのコースを選べばもっと手軽にできますね。
手ぶらキャンプはその名の通り手ぶらでできるキャンプ。キャンプ場の中に常設テントがあり(既にたっているテント)そこで泊まります。その他のキャンプ道具も全て貸してもらえます。自分でテントをたてなくてもテントに泊まれるので、お気軽にキャンプ体験ができます。
コテージ泊というのはキャンプ場にあるコテージ(小屋のようなもの)に泊まることです。大き目のキャンプ場だとテントをたてられるスペース以外にコテージが何軒か建てられています。別荘みたいな感覚です。キャンプ場によって設備はマチマチですが冷暖房が完備されてる場合もあるので、テント泊に不安がある場合はコテージから始めるのもいいですね。
3つのお試しキャンプのうちでも一番おすすめは手ぶらキャンプです。テントに泊まれるし、キャンプ場に1日いられるし、より実際のキャンプに近い体験ができると思います。
②キャンプ道具を購入する
キャンプ場にまず行って、自分たちがどんなキャンプをしたいかイメージが沸いたら、いよいよ道具を揃えていきます。
「いったい何からキャンプ道具を買ったらいいんだろう?」と悩むと思いますが、2つのポイントを念頭に入れて購入するのがおすすめです。
- 防災用品になるものから購入する
- 安い物を購入してあとから気に入った高価な物に買い替える
地震や台風が多い最近、防災意識が高まりますよね。キャンプ用品は防災用品として使えるものが多いです。まずは防災用品としても使えるキャンプ道具から購入し、災害への備えもしましょう。これならキャンプをしなくなったとしても買い物が無駄にはなりません。
そして次のポイントは「いきなり高価なものを買わない」ことです。キャンプ未経験自分に合ったキャンプ道具を選ぶのは難しいです。実際にキャンプで使ってみたら「もっとコンパクトなのにすればよかった」「これは必要なかった」そう思っ経験はキャンパーなら誰しも経験あるはず…。なのでいきなり高価な物を買わず、キャンプ経験を重ねながら効果なモノに買い替えるのがおすすめです。
参考に、我が家が実際に使っているキャンプ道具一覧をご紹介します。
③キャンプの計画を立てる
キャンプに行けるのは3ヶ月先…
キャンプ道具を揃えて、いざキャンプ場へ行こう!と思ってもすぐに行けるわけじゃないんです。キャンプ場には予約が必要です。そんなに人気のないキャンプ場だったり、平日だったりならいいのですが、設備の整った人気のキャンプ場は3ヶ月先まで予約が埋まっていることがほとんどです。なぜならキャンプ場の予約はたいてい3ヶ月前から予約可能で、予約開始と同時にみんな予約しちゃうんですよね。なのでキャンプ道具を揃えつつ、キャンプ場の予約は早めにしておいた方がいいです。
キャンプ場の予約方法のポイントについても記事に詳しくまとめています。よかったらこちらもお読みください。
キャンプ場選び
じゃあどんなキャンプ場を選んだらいいかというと、これが本当に大事!キャンプ場選びでそのキャンプが成功するか失敗するか決まるぐらい大事です。
初めてのキャンプで選びたいキャンプ場の条件を優先順位が高い順に挙げます。
- 家から近い
- 新しいキャンプ場
- 水回りが整っている
- 売店が充実している
- ファミリー向け
特に重視したいのは「家から近い」ことです。初めてのキャンプは絶対に忘れ物をします。そんな時に家に帰って取りに行ける距離だと安心。帰るには遠い距離だとしても、土地勘があるので忘れ物を近場で買い足すにもスムーズです。そして予期せぬハプニングで「帰りたい!」となっても大丈夫(それはさすがに避けたいですけどね笑)。
あとは最後に挙げましたが「ファミリー向けかどうか」も重要です。静かにキャンプしたいソロキャンプ派の人からしたら子どもの騒ぎ声ってどうしても不快に感じられてしまいます。逆に、若い男性集団の大騒ぎもファミリーにこちらからしたら避けたい。キャンプ場によってファミリー向けかそうじゃないかカラーがあります。キャンプ場選びで住み分ければお互いが平和です。
テントの設営は練習しておく
キャンプ当日の前までに、テントの設営を練習しておいた方がいいです。説明書を読んだり、動画を見るだけでもいいですが、できれば実際に設営することをおすすめします。
なぜなら、まれにですがテントの付属品が入ってなかったり、部品が破損している可能性があります。初めてのキャンプで初めてのテント設営でそんなことになったらパニックですよね。テントがなければ泊まることが出来ないので帰宅するしかありません。事前チェックのためにも、設営の練習をしておくといいです。
また、設営は思った以上に時間がかかります。キャンプに慣れた今ではテントだけなら30分以内で設営できますが、慣れないうちはもっと時間がかかりました。まずペグを打つだけでも、「どうやってロープに引っ掛ける?」「向きは?」「どこまで深く入れる?」など、疑問だらけ。おまけにその後にマットを膨らませたり食事の支度をしなきゃいけないし、どんどん暗くなるしで、気が焦ってしょうがないです。
キャンプの前に設営の練習をしておけばキャンプ当日がスムーズです。場所は、庭や空き地があればいいですが、それが無いならキャンプ場でデイキャンプを利用するのが確実です(公園にテントをたてるのは禁止されていることが多いです)。
④いよいよキャンプに行く!
予約日が近づいて、いよいよキャンプに行きます。
キャンプに必要な持ち物を全て書き出しましたので、チェックリストとしてご活用ください。
スケジュールをあらかじめ決めておくとキャンプ成功に近づきますよ。
理想的な1泊2日キャンプのスケジュールを書いてみました。我が家はいつもこんな感じで段取りしています。
時間を決めていても予定はだいたいズレるので(笑)、余裕を持ったスケジューリングでちょうどいいです。
まずは1歩ふみ出そう!
我が家がキャンプをはじめた時、わからないことだらけで失敗ばかりでした。夫婦でケンカもしたし、親子で険悪な雰囲気になったことも何度も。でもそれも今ではいい思い出です。
あの時思い切ってキャンプをはじめなければ、お互いに協力し合える今の家族の形はなかったと思います。勇気を出して一歩ふみ出してよかったー!皆さんも、まずはとにかくキャンプ場へ行ってみてください!
長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます🐰
我が家のキャンプ道具を一覧に書き出してみました。よかったらこちらも参考にしてください♪