「これから家族でキャンプをはじめたいんだけど、何から買ったらいい?」
と聞かれたら、私は迷わず
「何も買わずにまずは手ぶらでキャンプ場へ行って!」
とアドバイスします。
なぜまずキャンプ場へ行くべきなのか、どんなキャンプ場へ行くべきなのか、この記事で解説していきます。
まずキャンプ場へ行くべき理由
キャンプ道具を買う前に、まずはキャンプ場へ行くべき理由。それは5つあります。
- いきなりキャンプで大失敗からの大ゲンカにならないために
- 家族が本当にキャンプを続けられる確認できる
- キャンプ道具選びに失敗しにくくなる
- 実物のテントを見たいならキャンプ場が一番!
- リアルなキャンパーの様子を観察する
いきなりキャンプで大失敗からの大ゲンカにならないために
キャンプに失敗はつきものです。それはキャンプの回数を重ねた今でもです。
最初は特に、家族みんながキャンプに慣れないです。そんな時に失敗が重なると、夫婦間でイライラ、ギスギス…。
「キャンプなんてもうやりたくない!」
なんてことにもなりかねませんよね。
そうならないために、徐々にキャンプに慣れましょう。まずは手ぶらでらくちんキャンプからはじめませんか?
家族が本当にキャンプを続けられる確認できる
「キャンプやってみたいね~」
と、家族みんなが同意していても、いざはじめてみたら
「虫嫌い!暑いの嫌い!家にいた方がいい!」
な~んてことになる可能性だってあります。特に子どもは体験したことのないことを想像するのが難しいですからね。
キャンプ道具を一式そろえると、15~20万円くらいします。それなのに”やっぱりやーめた”なんてお金が勿体なさすぎです。
キャンプ道具を一式そろえる前に、一度キャンプを体験して、「キャンプ道具にかけたお金の元が取れるくらいキャンプに行けそう?」と家族で確認するのをおすすめします。
キャンプ道具選びに失敗しにくくなる
キャンプ未経験のうちは、いきなりアウトドアショップに行ってもどんなキャンプ道具を買えばいいのか想像がつきにくいものです。
どんな大きさ?どんな色?これ必要?など。
キャンプ場に行けば、リアルにキャンパーさんがキャンプ道具を使っている様子を見ることができるので、
「あれカッコイイ!」「あれ便利そう」「あのサイズでいいんだ」
など観察ができ、買い物の失敗が減らせます。
実物のテントを見たいならキャンプ場が一番!
キャンプ場には、当たり前ですがリアルに使ってるテントがたくさん設営されています。
テントをこんなにたくさん一度に見られるのは、キャンプ場だけなんです!
テントはとても場所を取るので、お店に展示してあるテントの数は限られます。ほとんどの場合、ネットや雑誌の画像だけで、実物を見ないで購入しなければなりません。
サイズ感や記事の感じなど、本当なら実物を見てから購入したいですよね…。
キャンプ場に行けばいろんなメーカーのいろんなテントを一度に見ることができるので、買い物の参考になります。
リアルなキャンパーの様子を観察できる
キャンプ未経験のうちは、キャンプ場で何をしたらいいんだろう?どう過ごしたらいいんだろう?とイメージが沸かなくないですか?
これもキャンプ場に行くことで解決できます。
キャンプ場で他の人の様子を観察すると(もちろんジロジロ見たり近づいたりはしないですよ!)、自分たちのキャンプスタイルが見えてきます。
下見キャンプを実現する4つのパターン
キャンプを本格的にはじめる前に行くキャンプ、これを「下見キャンプ」と呼びましょう。
下見キャンプをするには、4つのパターンがあります。
- バンガローやロッジ・コテージに泊まる
- 道具をレンタルして自分でテントをたてる(←あまりオススメじゃない)
- 常設テントのあるキャンプ場
- デイキャンプする
それぞれ解説しますね。
バンガローやロッジ・コテージに泊まる
大きなキャンプ場だと、自分のテントを持ち込んではるテントエリア以外に、バンガローやロッジ、コテージがたてられていることがあります。
例)我が家が利用した竜洋海洋公園キャンプ場のコテージ
これなら、キャンプ一番の難関の「テントをたてる」必要がありません。
また、”ほぼ家”なので夜眠れないなんてこともありません。キャンプのいいとこ取りができるのです。
道具をレンタルして自分でテントをたてる
キャンプ場でテントや道具一式をレンタルし、キャンプすることもできます。
ですがこれ、私はあまりおすすめしません。
なぜなら、自分でテントを設営しなければならないからです。自分の所有物でないテントを設営するのはキャンプにある程度慣れた人でも難しいものです。初心者ならなおさらですよね。
それだともうしょっぱなからキャンプに挫折する可能性高し。
常設テントのあるキャンプ場
バンガローやロッジ・コテージほど整った施設じゃキャンプした気分にならない、でもテントを設営できる自信がない、そんな方におすすめなのが常設テントのあるキャンプ場です。
自分で設営しなくてもテントに泊まることができるので、一番おすすめです。
ただし、常設テントがあるキャンプ場はあまり多くはありません。常設テントが張られているキャンプ場で有名なのは、全国35カ所に施設がある「休暇村」です。
お近くにないか探してみてくださいね。
デイキャンプでBBQ
デイキャンプでBBQするだけでもキャンプ気分が味わえます。
デイキャンプと泊まりキャンプでエリアが分かれていないキャンプ場ならば、泊まりキャンパーさんの設営&撤収する様子を見ることもできますし。
我が家はこうして”下見キャンプ”しました!
我が家は本格的にキャンプを始める前、竜洋海洋公園キャンプ場のコテージで下見キャンプしました。
BBQグリルだけ購入し、あとは全て施設のモノ。布団はもともと設備として備わっていて、テーブルとチェアは別途レンタルしました。
当日したのはコテージの庭先でBBQをしただけ。ただただ手軽にキャンプ気分を味わいました。
だけどこの時見た他のキャンパーさんたちの様子が楽しそうで、「我が家もちゃんとテント張って一からキャンプしたいね!」と家族の意見が一致しました。
どんなキャンプ場を選べばいい?
”下見キャンプ”のためのキャンプ場、どんなキャンプ場を選べばいいでしょうか?以下の3つを重視しするといいですよ。
- 新しくキレイなキャンプ場
- 売店が充実しているキャンプ場
- 家から近いキャンプ場
新しくキレイなキャンプ場
初めてのキャンプ場でキャンプのイメージが固まってしまうことってありますよね。古いキャンプ場だと水回りが清潔じゃない場合があります。「キャンプ場=汚い」とならないために、初めてのキャンプ場は特に新しいキャンプ場を選んだ方がいいです。
売店が充実しているキャンプ場
本格的じゃない下見キャンプだとしても、キャンプは忘れ物しがちです。忘れ物を取りに戻ったり、お店に買いに行ったりして、時間が無くなってキャンプを楽しめないことも…。売店が充実しているキャンプ場なら売店で買えばいいのでそんなトラブルを回避できます。
家から近いキャンプ場
絶対条件ではないですが、できれば家から近いキャンプ場がいいですね。下見キャンプといえどもキャンプは体力を使ってヘトヘトになることも。帰り道の運転距離が短い方がいいです。
まとめ
いきなりキャンプに行って大失敗からの大ゲンカ。
「キャンプなんてもう二度とやらない!」
なんてならないためにも、”下見キャンプ”ぜひやってみてくださいね!
”下見キャンプ”で自分たちのキャンプスタイルがなんとなく決まったら、次はいよいよキャンプ道具を揃えていきましょう!
次の記事ではファミリーキャンプの「最低限必要なキャンプ道具」「快適に過ごせるキャンプ道具」について紹介しています。