我が家が初めて購入したテントはDODのワンポールテントL(8人用)。
当時は「ビッグワンポールテント」という名前でしたね(懐かしい~)。
初めてのテントということで思い入れはあるけれど、最近はめっきり登場しなくなってしまいました💦
今回の記事では「ワンポールテントLを使わなくなった理由」「それでもワンポールテントLを買ってよかったと思う理由」など、実際に使った私が感じたことを書きたいと思います。
DOD「ワンポールテントL(8人用)」とは?
公式サイト:https://www.dod.camp/product/t8_200_tn/
基本的な情報は公式サイトをご覧ください。このブログには公式サイトに載っていない情報を書きたいと思います。
我が家が購入したのは「ベージュ」。ですが今は販売終了してしまい、代わりに似た系統の色の「タン」に置き換わってますね。
どこで購入できる?
アウトドア製品を扱うネット通販サイトで購入できます。主要なサイトのリンクを貼っておきますね。
DODのテントは最近発売されたテントは公式ネット通販でしか扱ってないことが多いのですが、このワンポールテントはだいぶ以前からあるので普通の通販サイトでも取り扱われています。
そのため、定価よりもお安く購入できるのが特徴です。
何人で使うのがベスト?
公式サイトの説明には「8人用」と書いてあります。
ですが実際は8人で使うのがベストというワケではありません(なんのこっちゃ?その意味をこれから説明しますね)。
他のテントにも言えることですが「〇人用」というのは寝るスペースがそれだけあるということを表しています。テントは寝るだけじゃなくて中で食事をしたりくつろいだりのリビングスペースも必要になります(2ルームテントは最初からリビングスペースが別になってるからまた違います)。
それを考えると半分が寝るスペース、もう半分がくつろぎスペースと考えると、4人前後で使用するのがベストなんじゃないかと思います。
(テントの中にくつろぎスペースが必要になるのは、雨の日や寒い場合など。テントは寝るだけ!あとは外!と割り切るなら8人使用でもいいですね)
DOD「ワンポールテントL(8人用)」を購入した理由
とにかく安い!
購入した当時の価格で確か2万8千円くらいだったと思います。
当時はまだこれからキャンプを続けられるかわからなかったので、この低価格はありがたかった~
それなりに名のあるメーカーでこの価格は破格です。
設営が簡単!と言われていた(けど…)
キャンプ初心者の我が家。
「テント設営が難しくてせっかく買った高額なテントだけど一度しか使ってない」なんて話をよく聞いてガクガクブルブル💦
我が家もそうなりそうな気配がしたので、設営が簡単なことをテント選びの最重要ポイントにしました。
そこで見つけたのが当時は今ほど有名じゃなかった「DOD」のウサギマークに魅かれ、このテントを選びました。
でも実際に設営してみると全然設営ラクじゃなかったんですけどね…(ってこの話は後ほど詳し書いてます!)。
DOD「ワンポールテントL(8人用)」のよかったところ
広くて、高い
床面積が広いです。家族4人がゴロゴロしても全然圧迫感を感じないくらい。
そして高さもあり、三角の頂上部分で3M。もちろん立ち上がれます。
シェルター的な使い方もできる
インナーテントを使わずフライシートだけで設営することもできます。
デイキャンプで中にテーブル・チェア・コットを並べてみました。
この日は風が強かったのですが、風を防いで中は暖かく、快適なデイキャンプになりました。
冬キャンプで”おこもりスタイル”ができる
冬キャンプでは中にコタツを作って”おこもりスタイル”にも挑戦しました。
これだけ広さがあるので、コタツを作ってもスペースに余裕があります。
冬でもあったかキャンプできましたよ~😊
三角の見た目がテントらしくて目立つ!
巨大な三角のテントは遠目から見てとにかく目立つ!圧倒的な存在感です。
テントのイラストってたいてい三角形じゃないですか?テントらしいテントだなってうれしくなります。
DOD「ワンポールテントL(8人用)」を使わなくなった理由
さて、ここからは「ワンポールテントL(8人用)」を今では使わなくなってしまった理由を正直に書きたいと思います。
ワンポールテント、初心者には設営が難しい
「ワンポールテントは設営が簡単、速い」という評判を信じて購入した我が家。
実際に設営してみて、
「どこが簡単なの~💦」
というぐらい、手こずりました。慣れれば設営が早くなるかなと思いましたが、いや、全然上達しない。
ワンポールテントは、テント設営に慣れたベテランには簡単だけれど、初心者には設営が難しいテントだと私は思います。
理由①⇒ワンポールテントはペグ打ちが命
ワンポールテントって、真ん中のポールと、周囲の張りで立っている構造です。つまりペグ打ちが命!
初心者はまずこのペグ打ちに慣れないのでそこでまず苦戦しました。
他のテントならペグが多少ちゃんと打てなくても自立するのですが、ワンポールテントの場合はペグが抜けるとバランスが崩れて崩壊しちゃうんです。
理由②⇒八角形のバランスが難しい
ワンポールテントの設営はまず、インナーテントをペグ打ちするところから始まります。これをバランスよく均等な八角形になるようにペグ打ちしないと、ピンと張ったテントにはなりません。
これが難しい~!!!
そもそも八角形が難しいのに加えて、正八角形じゃなくて横長の八角形なので、歪んでいるのか歪んでないのか余計に判断が難しいのです。
ピンと張るために何度もペグの位置をやり直して、これだけで時間がすごく経ってしまいます…。
見た目の面積の割に有効面積が狭い
ワンポールテントは外から見ると大きく感じますが、デッドスペースがあるので見た目の割には狭く感じてしまいます。
デッドスペース①:周囲の端っこ
ワンポールテントは横から見ると三角形です。端っこは低すぎてデッドスペースになります。荷物を置くくらいはできますが、取り出しにくいので使い勝手はあまりよくありません。
デッドスペース②:真ん中のポールの周辺
ワンポールテントは真ん中にポールがあります。このポールに当たらないようにと自然と体が避けるので、ポール周辺はデッドスペースになります。
以上の2つのデッドスペースがあるので、結局テント内の有効面積は狭く感じてしまうのです。
真ん中のポールに子どもがぶつかりそうでヒヤヒヤ
ワンポールテントの真ん中のポール。これがテントを支えているので、ポールが外れたら当然、テントが崩壊します。
子どもがテンション上がって暴れた時、手や足がポールにぶつかってテントが崩壊するんじゃないかとヒヤヒヤします。
きっと子どもがぶつかったくらいじゃ大丈夫だとは思うんです。けど万が一、って考えてキャンプ中ずっと落ち着かないです。
タープもたてると区画ギリギリ
ワンポールテントは寝るだけ、食事やくつろぐのは外でしたい、となるとタープを一緒にたてる必要があります。
ただでさえ大きいワンポールテントL。タープもたてるとなると区画ギリギリになってしまいます。
タープをたててキャンプをする場合、テントの中に入るのはほぼ寝る時だけ。なのにこんなに場所を取って、設営する時も苦労して、ってなると、もっと小さいテントでもいいのでは?と思ってしまいます。
スカートが付いてない、インナーテントがメッシュ
テント用語の「スカート」というのは、テントと地面が接する部分にすき間を作らない布地のことです。
ワンポールテントLにはスカートがありません。次の画像を見れば一目瞭然、風がテントの中に入り放題です。
しかもインナーテントがメッシュなので、寝ている空間に風が入ってきます。まるで外で寝るのと一緒。
夏なら逆に涼しくていいのですが、冬は激寒です(冬はキャンプやらないから必要無しという割きりでもいいです)。
スカートを自分で作って取り付けることもできます。レジャーシートを短冊状に切ってクリップで取り付けました。
でも取り付けるのに時間がかかって面倒です。やっぱりスカートが元々付いてるテントの方がいいです!
まとめ
と、マイナスな点をかなり挙げてしまいましたが…。でもこのテントの値段のおかげで我が家はキャンプへの一歩を踏み出せたのは間違いないです!
お金をかけずにキャンプを始めたい人、最初のテントの選択肢の1つに入れてみてくださいね。
ワンポールテントL(8人用)が登場する動画です。こちらも参考によかったらご覧ください♪